縷縷夢兎と大森靖子
※リンク多め、記事長め
縷縷夢兎というブランドの洋服を2年間も追っている。自他共に認めるファッションセンスのない私がなぜこんなに憧れるのか考えた。
今から2年前、「ワンダフルワールドエンド」という映画が公開された。
橋本愛と蒼波純主演。ただおんなのこが可愛いというだけでなくて、ダメな男にはまったり、同性の可愛さに惹かれあったりした映画…だと予告編をみて思った気がする。
残念ながら地元近くの映画館でも自分のスケジュールと合わず、レンタルもされていない。橋本愛がSTモ時代から好きだった私はがっかりした。だからその分予告編をずっと観ていた。
観ていくうちに、後半のBGMがめちゃくちゃ気になった。癖が強くて最初は歌い方が苦手だったけど、慣れていくとそれが中毒になる気がした。大森靖子っていう人が作ったらしい。
TSUTAYAで、ワンダフルワールドエンド挿入歌である「呪いは水色」の曲が入ってるアルバムを探し漁った。
決して万人ウケするタイプじゃないけど、次の瞬間なにが起こるのかわからない情緒不安定さと一つの音に魂を込めて歌ってる感じにハマって、「呪いは水色」以外にも「絶対絶望絶好調」、「イミテーションガール」をよく聞いてた。
曲に飽き足らず、MVもよく観た。そのなかで出てきたのが縷縷夢兎。東佳苗さんが作ってるニットブランド。
大森靖子「きゅるきゅる」Music Clip [HD] - YouTube
なんじゃこの可愛さは??ニット素材で編まれているけど素材の可愛さに甘えてなくて、おんなのこの汚さもぎゅっと濃縮されてる感じにきゅんきゅんする。無性に惹かれた。
私は自分の作品を、感情を吐き出してつくる、という意味を込めて「嘔吐クチュール」と呼んでいますが、自分の感情とつくるものが直結していないと、乖離して感じてしまうんです。
http://bitecho.me/2015/08/24_287.html
というようなコンセプトで作られているからだろう。それからというものの自分の好きなアイドルやモデル、女優が着るたびにドキドキしている。
残念ながら一般販売は行われていないけれどいつか自分の服を作って欲しいと思っている。熱望って感じ。
この記事だけみるといわゆるメンヘラといわれるワードが思い浮かんだ方もいると思う。
当人も実際よく言われる。
でもそれ以上に何が何でもこれを産みたいというパワーを感じる。そして、おんなのこって可愛いだけじゃない、芯のあるものなんだよというのことを大森靖子さんの曲と縷縷夢兎の東さんのニットから伝わった。だからかれこれ2年間も憧れ続けているのかもしれない。
申し訳ないことに、靖子ちゃんのライブにも行ったことがないし、縷縷夢兎展覧会にも観に行けていないので学生時代の歌には二つの夢叶えたい。
無断転載しました。この記事の画像は 東佳苗さんのインスタグラムとツイッターにあります。